足の裏
人間の手はいろいろなことをしますが、足のほうはあまり働きません。步くことと走ることのほかはたいした仕事をしません。特に足の裏は、何も重要な働きはしないように見えます。ところが、足の裏の働きについて実験した結果、面白いことがわかったそうです。
12人の若い男女を二つの組に分けます。一定の時間、一方の組の人たちは、はだしになって竹を踏み続けます。もう一方の組は、高いいすに腰掛けて、何もしないでいます。いすが高いので足は床につきませんから、足の裏には何の刺激もありません。
その後両方の組が同じゲームをします。テレビの画面に色の名前を表す漢字が出ますが、その漢字の表す色と、漢字そのものの色は違っています。たとえば白い線で書いた「青」という字が出ます。それを見て、急いで「青」のふだを探して高く上げます。何回も続けると疲れて間違いが多くなりますが、二つの組のうち、竹を踏んだ人たちのほうが成績がよかったのです。つまり足の裏を刺激すると、頭の働きがよくなることがわかったのです。
注釈:
一方(いっぽう)[名]一方面
裸足(はだし)[名]赤脚
腰掛ける(こしかける)[自下一]坐
刺激(しげき)[名・他サ]刺激
札(ふだ)[名]牌子
問題:
実験によって分かったのはどのようなことですか。
1、足のほうはあまり重要な働きはありません
2、足の裏は頭の働きと関係しています
3、足をよく刺激すべきことです
4、足の裏は何の働きもありません
文章の内容と違うものはどれですか。
1、高いいすに座った人のほうが成績がよかったです
2、竹を踏むことは足の裏を刺激することです
3、頭の働きをよくするには足の裏を刺激するほうがいいです
4、実験のやり方はゲームをすることです
答案:2 1
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