問2②「この船に幽霊が出ると言う噂」とあるが、この噂によると幽霊はどんな時に出るか。
1蒸し暑くて海の静かな晩
2もの哀しい気分にさせる晩
3海がほの白く泡立っている晩
4自殺したいと思っている客がいる晩
問3③「男が一人でその海を眺めている」とあるが、それは何のためか。
1自殺するため
2自分の右腕をさがすため
3幽霊が出るのを待つため
4海の中にいるだれかを呼ぶため
問4(④)に入る適当なことがを選びなさい
1それを2それで3それに4それが
上の文章の後には、次の文章が続きます?最後まで読んで?下の問い5問い6に答えなさい。
「そうなのです」
ため息を吐きながら、私は言った。
「それで?⑤あの晩私は飛び込んだのです。」
私の右腕がないのに男が気づいたのは?その時だった。
問5⑤「あの晩私は飛び込んだ」のは、なぜか。
1借金と失恋で生きる希望をなくしたから
2自分の失った右腕を捜そうと思ったから
3すべてを忘れて海の底でねむりたくなったから
4海の中の幽霊に呼ばれたような気がしたから
問6次の「幽霊」についてのべたもののうち、正しい物を選びなさい
1「わたし」が幽霊だった
2甲板にいた男が幽霊だった
3甲板にいた男と「わたし」が幽霊だった
4幽霊はでてこなかった
問題Ⅲ 次の文章を読んで?後の問いに答えなさい。答えは、1?2?3?4から最も適当なものを一 つ選びなさい。
(1)
言葉は時代と供に変わる。今の若い女性の仲には平気で男言葉で話す人も多い。男性が語尾に「よね」をつけて話したり?女言葉にちかづいてもいる。男女の言葉の差は昔に比べれば格段に少なくなっている。今の時代の男女の生き方を象徴しているのでもあるだろう。そんな中で「男言葉」「女言葉」を守ろうと言うのではない。時代の流れに任せてもなお自然に残る言葉は残るのではないかと思うのだ。口に出す時ちょっとした抵抗感があるかないかという形で。その感覚を大切にしたい。それが日本語の中の文化であり味わいであるかもしれないと思うから。
問この文章で?筆者はどのようなことを言おうとしていると考えられるか。
言葉の男女差は1将来?残らないだろう
2今後もなくなってほしくない
3今日では、意識されていない
4しだいに?大きくなっていくだろう
(2)
旅行に出かける理由はいろいろありますが?一番の喜びは、旅先での解放感ではないでしょうか。 この解放感は、自分を知っている人が誰もいないと言う心理に起因します。つまり、自分が恥をかい たり、失敗したり、あるいは、破廉恥なことをしても、そのことで後後困ることは起こらないと思う からです。
旅先にいる私は?家庭や職場のわたしではなくて、どこのだれかわからないような匿名性をもった、 一人の人間なのです。
このように?自分を見つめることを忘れ、他人から批判される懸念も薄れ?恥とか罪と科による自己規 制も弱まり?いつもならしないような行動をとることを、没個性化現象といいます。こうした没個性 化は、大勢お見知らぬ人びとの中にいる時や群衆の中にいる時、自分が誰だか人にわからないような 時に現れます。
注1破廉恥なこと:道徳的にしてはならないこと
注2匿名:名前を隠すこと
注3懸念:心配
問「没個性化現象」は、どんな時に生じるか
1解放感が失われた時
2自己規制が強まった時
3匿名性が保たれている時
4批判される懸念が生じた時