入江さんの仕事の特色は、一国だけの狭い視点ではなく、国家を超える経済や文化の動きを視野に入れて、国際社会の全体像を描き出すことだ。「学問はナショナリズムから自由にならねばならない」という思いに支えられている。
入江教授工作的特色,就是并非局限于一个国家狭隘的视野,而是把超越国家经济、文化的动向耐入其视野,对国际社会做出一个全体的描绘。这是由「学问必须从民族主义出发自由地发展」这个观点所支撑的。
「歴史とは現在と過去との対話だ」(英国の史家E?H?カー)と言われるが、現在の問題意識で歴史はいかようにでも解釈できるということでは困る。教科書に墨を塗っても、歴史は塗りつぶせない。肝要なのは、塗りつぶした過去との冷静な対話ではないか。軍国少年から出発した入江さんの歩みがそれを示している。
英国的史学家E?H?カー认为"历史是现在和过去的对话",但现在的问题意识中历史却有多种解释,这一点又令他为之困惑。教科书可以重新撰写,但历史却是无法篡改的。重要的是,是否能够与被篡改的历史进行冷静地对话呢?从军国主要时代的少年到现在(成为教授的)入江先生,其经历正说明了这一切。