次の文章を読んで、問いに対する答えとして最も適当なものを、1.2.3.4の中から一つ選びなさい
俺の今日の夕食はヒレカツ弁当だった。いつもはせいぜい鳥そぼろか幕の内なんだけど、店長が帰りしな、にこにこ笑って言ってったのだ。「林君、今日はヒレカツ弁当を食べていいぞ。クリスマスなんだからな」って。ありがとうございますって言ったけどさ、何ていうか、クリスマスイブのヒレカツ弁当はかえって侘しかったな。
今年の場合、バイトがなくても他に予定があるわけじゃなかったし、店長のせいで侘しいわけじゃないけどね。①それにしてもばかばかしいよな。何でクリスマスだと俺が侘しくならなきゃいけないのかな。おめでたい日なのにさ。イエス様の誕生日、生きてたらいくつになるんだろう。天にましますイエス様、見えますか。僕は健気に働く勤労学生です。もしも哀れに思し召すなら、②願いの一つも叶えてください。たとえば英文科の加藤さんが突然何か買いに現れるとかーーまさかね。
時計は午後十時を指している。客がとだえたので、俺はモップをひっぱりだして床をふく。結構きれい好きなんだ。汚れた靴で足跡なんてつけられると、早くふきたくて③うずうずする。
ドアの開く音、四、五人の集団客の気配。
いらっしゃいませ」
④反射的に明るい声をだし、俺って軽薄だな、と思った。レジに戻ると、客は男女四人組、どう見ても十六歳、二輪免許とりたてって感じのガキどもだった。大声で騒ぎながらお決まりの品物をカゴに入れていく。もっともチキンのかわりにポテトチップス、シャンパンのかわりにコークのペットボトルを買うあたり、やっぱり⑤高校生のチョイスだな。え?コーンフレークと牛乳も買うの?おいおい、止まっちゃう気か。いいのかよ。女の子たち、家の人には何て言ってきたんだ。
…何やってんだ、俺。⑥大きなお世話だよな。ガキのプライバシーが詮索するなんて。あー、情けない。
(注1) 帰りしな:帰るときに
(注2) 侘しい:さびしい、貧しい感じがすること。
(注3) まします:「在す」の尊敬語。いらっしゃる。
(注4) 健気:一生懸命やっている様子
(注5) 思し召す:思っていらっしゃる
(注6) 軽薄:軽い感じで、考えが深くない様子
(注7) 詮索する:細かく事情を聞いたり調べたりする
問1:①「それにしてもばかばかしい」とは、何がばかばかしいのか。
1. クリスマスはおめでたい日なのに、自分は予定がなくてさびしい気持ちになること
2. 店長がヒレカツ弁当を食べてもいいと言ったが、他の弁当とあまり差がないこと
3. クリスマスにアルバイト先で、どんな夕食をとるかあれこれ迷うこと
4. イエスは昔の人なので、会えるはずもないのに何か願いごとをしようとすること
問2:俺の②「願い」とはどのような内容ですか。
1. おいしくて豪華な夕食を食べること
2. 憧れの加藤さんがこの店にくること
3. 楽でお金のもらえるアルバイトをすること
4. クリスマスにきれいな女性と出会うこと
問3.:③「うずうずする」とはどのような意味ですか。
1. すぐにやりたいのをおさえている落ち着かない気持ち
2. 時間が過ぎていくのを感じて残念に思うこと
3. 早く仕事を片付けたくていらいらするような気持ち
4. 汚いことが嫌いで、いつもきれいにしたいという気持ち
問4. どのような気持ちの時に④「反射的に明るい声をだし」たのか。
1. もっとおいしいものを食べたいと思っていた時
2. 特に予定がなくてさびしいと思っていた時
3. 可愛い女の子に会いたいと思っていた時
4. アルバイトが終わったら何をしようかと思っていた時
問5:⑤「高校生のチョイス」とはどのようなことですか。
1. 高いレストランに行かないで、コンビニで買い物をしていること
2. 好きな人と二人きりではなくて、友達みんなでにぎやかに過ごすこと
3. 鳥の料理やお酒ではなくて、ポテトチップスやコークを買うこと
4. アルバイトをするのではなくて、友達と会っていること
問6: ⑥「大きなお世話だおな」とは、だれに対して大きなお世話なのか。
1. 店長 2. 英文科の加藤さん 3. 高校生たち 4. 家の人
参考答案:1 2 1 2 3 3
参考翻译:
我今天的晚饭是盖浇饭,盖浇饭里一如既往的放了满满的鱼肉松在里面。店长回来的时候,笑眯眯地说“小林,今天可以吃盖浇饭哦,圣诞节嘛”。我说了句谢谢,但怎么总觉得平安夜吃盖浇饭反而更加寂寞冷清。
今年的圣诞节,就算没有兼职也没有其他的安排,因为有店长在应该来说我也不是太冷清。虽然如此,还是很无聊啊。为什么一到圣诞节我就会觉得如此寂寞冷清呢,明明是很欢庆的节日啊。圣诞节是耶稣的生日,要是耶稣活着的话,他该多少岁了啊。在天国的耶稣大人,你能看到我吗?
我是一个非常努力工作的勤劳的学生,如果您觉得我可怜的话,请实现我一个愿望吧。比如让英文班的加藤突然间出现来我这买东西吧——怎么可能呢。。
时钟的指正指到了晚上十点,客人也快没有了,我拿出拖把开始拖地。喜欢干净的地板,每次看见有脏鞋子踩出来的鞋印,就会感觉心里难受非常想拖干净。
门开的声音想了,大概是四五个客人的样子。
“欢迎光临”
条件反射的用洪亮的声音说出来了,我果然是个真会阿谀奉承的人呢。过来点菜的时候,看见客人是男女四个人,怎么看都是十六岁左右,刚拿到二轮驾照的小鬼。他们边用很大的声音讨论着并把选好的东西放进筐子里。不选鸡肉而选炸薯条,不选香槟而选塑料瓶的可乐,果然是高中生的选择啊。什么?玉米片和牛奶也买?喂喂,停止了吧。就这样吧,女孩子家的,对家里人可以无话不说的
我在干什么啊,真是多管闲事。人家小孩的私事我管那么多干嘛啊,啊,好羞耻