問題Ⅱ
朗らかにふる待っている自分の外づら〔注①〕と違って、内づら〔注②〕では死 ということを常に考えている証拠に、死についてに夢をよく見ます。このごろはどうしてだか新幹線に乗る夢をよく見ます。私は死という駅へ行く新幹線の切符を買っているんですが、この切符をもって改札口を通ったら、もうこっち①へは戻れません、と書いた立て札があるのに、うっかり改札口を通ってしまって、あっ、この汽車であっち②へいっちゃうのかと思うん ですね。その時の気持ちは何ともいえませんよ。
(遠藤周作『死について考える』光文社文庫による)
[問い]
① 「こっち」、②「あっち」とあるが、文中では何を意味しているか。
1 ① おきている世界 ② 夢の世界
2 ① 改札口の外 ② 改札口の中
3 ① 生きている世界 ② 死の世界
4 ① 夢の世界 ② 死の世界
問題Ⅲ 次の文の____にはどんなに言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい
① このかばんは重くて____持てない。
1 持っても 2 持つには 3 持ったら 4 持とうにも
② もうお酒は_______と思っても、さそわれるとつい飲みにいってしまう
1 飲めない 2 飲まない 3 飲むまい 4 飲ませない
③ あの人は何か_____かけてやめてしまった。
1 言って 2 言い 3 言う 4 言った
④ どんなことでもやってみる_____が大切だ。
1 こと 2 もの 3 べき 4 だけ
⑤ そのしつもんには、ちょっと____。
1答えます 2答えません 3答えかねます 4答えられます
⑥ 実際に_____ことには、おいしいかどうか分らない。
1 食べてみない 2 食べてみる 3 食べる 4 食べてみた
⑦ いくといった____、絶対に行く。
1 はずか 2 からには 3 ことで 4 ばかりに